36笠鉾 松(まつ)

笠鉾 松
笠鉾 松
笠鉾 松
笠鉾 松
笠鉾 松

 笠鉾松は、旧八代城下の「平河原町」(ひらがわらまち)から出される笠鉾です。
 松は、謡曲「老松」(おいまつ)や「高砂」(たかさご)に基づくと考えられ、長寿を寿ぐ植物です。松は「相生の松」(あいおいのまつ)とも呼ばれ、夫婦ともに白髪が生えるまで長く、そして仲むつまじく暮らせることを願っています。
 平河原町は、前川の岸に位置し、荷揚げ場と荷物の出入りを管理する番所が置かれていました。呉服類の問屋や小売商が多かった町といわれています。
 明和(めいわ)元年(1764年)の記録によれば、この頃の平河原町の笠鉾には「孔雀」(くじゃく)の飾りがつけられ、1800年代に現在の「松」に変わったようです。

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